お知らせ
2018.05.30

「信州 塩をめぐる冒険」始動!

新潟県・糸魚川から長野県・松本平まで、約120kmの距離を結ぶ千国街道=通称「塩の道」。塩をはじめとする様々な物資が、牛や馬、そして「ボッカ」と呼ばれる人たちによって輸送されました。毎年5月のゴールデンウィークには、長野県・小谷村から白馬村を経由して、大町市までを結ぶ「塩の道まつり」が開かれます。参加者たちは、北アルプス山麓のウォーキングを楽しみながら、いにしえの旅や流通について思いを馳せます。

『海と日本PROJECT in 長野』2018年度のメインテーマは、塩! そして、「信州 塩をめぐる冒険」という新プロジェクトが始動しました。大町市、塩尻市、茅野市の小学生 総勢20名による学習プロジェクトです。信州と塩の歴史やつながりを学び、海をより身近に感じてもらいます。さっそく、第1回目の活動が行われました!

メンバー紹介

塩と海のことを勉強①

塩と海のことを勉強②

塩の道のことを勉強

フィールドワーク

子供たちは今後、「大町チーム」「塩尻チーム」「茅野チーム」の3チームに分かれて、それぞれの地域でフィールドワークを行います。大町市は、塩の道の宿場町として栄えました。信州と海をつなぐ町として、どのような役割を果たしていたのでしょうか? 塩尻市は、地名に「塩」があります。どうして塩尻と呼ばれるようになったのでしょうか? また、海とのつながりはあるのでしょうか? 茅野市は、古くからの地場産業として、天然角寒天づくりが有名です。その材料は、海藻。どうして茅野市で寒天が有名なのでしょうか?

歴史のこと、地名のこと、食べ物のこと・・・さまざまな切り口から「自分たちが暮らす地域と海のつながり」を調べてもらいます。

冒険ツアーへGO!

夏休みには、「塩をめぐる冒険ツアー」を計画しています。海から信州に物資を輸送するルートは全部で5つあったと言われていますが、そのうち2つをめぐる1泊2日の学習旅行です。1日目は、松本平から岐阜県へ、かつて「ブリ街道」と呼ばれたルートをたどって富山県に到着します。日本海岸の市場を見学したり、古代式の塩づくりを体験します。2日目は、新潟県・糸魚川から千国街道を通って、小谷、白馬、大町、そして松本、塩尻へ。

流通の意義と苦労を学び、海の大切さ、環境保全の重要性を再確認してもらいます。

まとめと発表

冒険ツアーのあと、子供たちには、半年間の学習の成果を手書きの新聞にまとめてもらいます。そして、その内容を一般の皆さんに報告するための「発表会」も計画中です。

活動の様子は、このウェブサイトで随時報告していきます。「信州 塩をめぐる冒険」に、ぜひご注目ください!

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